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大腸ポリープを取った後も安心しきらないで|再発予防と経過観察のすすめ

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大腸ポリープは、初期段階で発見されて切除することにより、大腸がんへの進行を防ぐことが可能な重要な病変です。しかし、ポリープを取り除いたからといって、それで全てが終わるわけではありません。むしろ「取った後」こそが健康管理の正念場とも言えるのです。

本記事では、ポリープ切除後に気をつけるべきことや、再発予防のための定期検査の重要性、さらには安心して経過観察を続けられる医療体制について、詳しく解説していきます。

1章 ポリープ切除後に気をつけたい3つのポイント

1-1 再発リスクはゼロではない

大腸ポリープは良性であることが多いものの、放置すれば一部は大腸がんへと進行する可能性があります。そのため、切除後も同じ部位や別の部位に新たなポリープができる「再発」に注意が必要です。

特に、過去に複数のポリープが見つかった方や、大きさ・形に異常があった方、または家族に大腸がんの既往歴がある方は、再発リスクが高いとされており、より綿密な経過観察が求められます。

1-2 「今は症状がないから安心」は危険

ポリープやがんの初期段階では、自覚症状がほとんどありません。便通の異常や腹痛などの症状が出るころには、すでに病気が進行しているケースも少なくないのです。

症状がないからといって放置せず、定期的に内視鏡検査を受けることで、微細な病変も見逃さずに済みます。早期発見・早期対応が、健康を守るうえで非常に重要な鍵となります。

1-3 医師とともに継続的な経過観察を

治療が終わったからといって、医療との関係が終わるわけではありません。当院では、患者様の既往歴や切除ポリープの特徴に合わせて、経過観察のスケジュールを個別にご提案しています。

検査の間隔や必要な検査内容は一律ではなく、一人ひとりに応じた対応が大切です。安心して継続的に観察を続けられるよう、専門医によるサポート体制を整えています。

2章 定期的な検査が大腸がんの予防につながる

2-1 内視鏡検査で早期発見が可能に

内視鏡検査は、大腸内の粘膜を直接観察できる優れた検査法です。ポリープや微小ながんを早期に発見することができ、必要に応じてその場で組織を採取したり、ポリープを切除することも可能です。

ポリープ切除後のフォローアップとして定期的に内視鏡検査を受けることで、新たな異常を見逃すことなく、重症化を防ぐことができます。

2-2 検査の目安と頻度

一度ポリープを切除した方は、一般的に1年後を目安に再検査が推奨されます。その後はポリープの数や大きさ、組織型などの結果に応じて、3年ごと、5年ごとの間隔で検査が行われることもあります。

ただし、家族歴がある方や再発リスクの高い方は、医師の判断によって短い間隔での検査が必要となるケースもあります。

2-3 検査前の準備も安心の体制で

内視鏡検査を受ける際に必要となるのが「腸の中をきれいにする処置」、いわゆる下剤の服用です。当院では、院内で落ち着いて下剤を服用いただける専用スペースをご用意しており、不安やストレスを軽減できるよう配慮しています。

落ち着いた空間で安心して下剤を服用できる体制です

院内下剤服用のご案内

3章 専門医によるフォローアップと生活習慣の見直し

3-1 経験豊富な専門医が継続サポート

当院では、消化器内視鏡に精通した専門医が常駐し、ポリープ切除後の患者様を継続的にサポートしています。これまでの治療歴や検査結果をもとに、患者様ごとに最適な経過観察プランを作成します。

不安なことや気になる症状がある際は、いつでも相談できる体制を整えており、安心して経過を見守ることができます。

3-2 再発予防のための生活改善

再発リスクを抑えるためには、検査だけでなく、日常生活の見直しも重要です。以下のようなポイントに気をつけることで、腸内環境を整え、ポリープやがんのリスクを下げることが期待されます。

  • 野菜や食物繊維を豊富に含む食事を心がける
  • 脂質や加工肉の過剰摂取を避ける
  • 適度な運動習慣を継続する
  • 禁煙・節酒を意識する
  • 便通異常を放置せず、早めに受診する
  • ストレスも腸の働きに大きく影響します。リラックスできる時間を持つことも、腸の健康に寄与します。

3-3 「腰痛と大腸がん」の関係も見逃さない

意外と知られていないのが、「腰痛と大腸の病変」との関係です。大腸がんが進行し、周囲の神経を圧迫すると腰痛として現れるケースもあるため、単なる腰痛と侮らず、消化器的な視点での検査も必要です。

詳細については以下のページもご参照ください:

大腸がんと腰痛の関係|見逃されやすいサインとは?

4章 ポリープとがんの関係を正しく理解しよう

4-1 ポリープは「がんの一歩手前」?

大腸ポリープの中には、「腺腫性ポリープ」と呼ばれる、がんに進行しやすいタイプがあります。特に、大きさが10mm以上や、形がいびつなポリープは要注意です。

そのため、ポリープが見つかった時点で切除しておくことが、大腸がんを予防するうえで非常に重要です。切除後も、がん化しやすい傾向がある体質である可能性を考慮して、継続的な観察が必要になります。

4-2 「ポリープ=がん」ではないけれど

誤解されやすい点ですが、すべてのポリープががんになるわけではありません。しかし、一部のポリープはがん化の可能性を持っているため、経過観察を怠ると早期発見の機会を逃してしまいます。

「ポリープとがんの関係」については、下記リンクでも詳しく解説しています。

大腸がんとポリープの関係とは|放置しないための知識

4-3 検査が不安な方へ|マンガでやさしく理解

内視鏡検査に対して「痛そう」「恥ずかしい」「準備が大変そう」といった不安をお持ちの方も多いかもしれません。そんな方のために、当院では検査の流れをマンガでわかりやすくご紹介しています。

検査の流れがわかる!マンガで安心の大腸内視鏡検査

マンガでわかる大腸内視鏡検査

検査の流れをあらかじめ知っておくことで、不安が和らぎ、前向きに受診に臨むことができます。

5章 安心して通えるクリニックで継続的な健康管理を

5-1 当院のサポート体制について

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院では、ポリープ切除後の継続的な経過観察を大切に考え、以下のような体制を整えています。

  • 専門医による丁寧な説明と個別の検査スケジュールの提案
  • 最新の内視鏡機器による高精度な検査
  • 院内下剤室やリカバリールームの完備による快適な検査体験
  • 土日診療や24時間WEB予約対応による通いやすさ

健康管理は一時的な対応ではなく、継続的な取り組みが重要です。定期的な検査を通じて、あなたの腸の健康をしっかり見守っていきましょう。

5-2 ポリープを取った後だからこそ、次の一歩を

「もうポリープは取ったから大丈夫」と思っていませんか? 実は、ここからが本当の健康維持のスタートです。再発や新たな異常を見逃さないためにも、計画的なフォローアップが不可欠です。

忙しい日常の中でも、少しの意識で未来の健康は大きく変わります。私たちと一緒に、ご自身の身体に向き合ってみませんか?

5-3 駅近で通いやすい、WEB予約もOK

当院はJR秋葉原駅から徒歩1分の立地にあり、お仕事帰りやお休みの日にも通いやすい環境です。土日も診療を行っており、忙しい方にも配慮した診療体制です。

24時間WEB予約も可能ですので、ご自身の都合に合わせてご利用いただけます。

お電話でのご予約も可能です
(受付時間:9:00〜17:00)

施設紹介

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

電話番号 03-5284-8230

住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階

診療時間
9:00~12:00
14:00~17:30

※予約検査のみ
祝日のみ休診

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JR秋葉原駅より徒歩1分、東京メトロ日比谷線秋葉原駅より徒歩1分、つくばエクスプレス秋葉原駅より徒歩1分

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