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切らずに治す痔の新しい選択肢|ジオン注射療法の特徴と効果

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痔の悩み、手術以外で治す方法はあるの?

「痔がつらい。でも、手術はしたくない」「できれば休まずに治したい」──そんなふうに悩んでいませんか?

排便時の出血、腫れ、痛み、違和感。痔によるトラブルは、生活の中で思った以上にストレスになります。

けれど、仕事や家庭の事情で「手術で数日入院」や「長い自宅療養」は現実的に難しい…という方も少なくありません。

そんな方にとって、新たな選択肢として注目されているのが「ジオン注射療法」です。

切らずに痔を治す「ジオン注射療法」とは?

注射だけで内痔核の出血や腫れを抑える

ジオン注射療法(ALTA療法)は、メスを使わずに痔(特に内痔核)を治療する方法です。ジオンと呼ばれる薬剤を痔核の4か所に注射し、出血や腫れ、脱出(突出)といった症状を緩和・消失させていきます。

この注射は、痔核の中にある血管や組織に直接作用し、次のような働きをします:

  • 血流を減らし、出血を止める
  • 炎症を抑えて腫れを引かせる
  • 痔核の突出を防ぎ、固定させる

これにより、痛みの少ない・再発しにくい・日帰り可能な治療が実現しています。

ジオン注射はどんな人に向いている?

この治療法は、特に以下のような方に向いています:

  • 仕事や育児などで長期休みが取れない方
  • できるだけ痛みを抑えて治したい方
  • 痔の手術に抵抗がある方
  • 早期回復を望む方

実際に、会社員・自営業・主婦・学生など、幅広い年齢層の方に選ばれています。

「痔を注射で治す」とはどういうこと?

痔の注射治療と聞くと、イメージが湧きにくいかもしれません。

ジオン注射は、痔核の内側と周囲にそれぞれ注入することで、内痔核の血流を遮断しつつ、組織を硬化・収縮させる作用があります。これはあくまでも「壊死」ではなく、徐々に血流を制御し自然な形で痔核を縮小させていく方法です。

注射自体も局所麻酔下で行われ、処置時間は約15分。体への負担が少ないのが最大の特長です。

当院で実施しているジオン注射療法の特徴

専門医が担当|日帰り・短時間・無入院

当院では、痔の治療に経験豊富な医師が、診察から注射、アフターケアまで一貫して対応いたします。

施術は日帰りで可能で、処置後は約2時間程度院内で安静にしていただいたあと、お帰りいただけます。

ほとんどの方が翌日から通常通りの生活に戻ることができ、仕事や家事への影響も最小限です。

痛みが少ないのに、再発しにくい

「本当に注射だけで治るの?」「すぐ再発しそう」──そんな疑問の声もありますが、実際には再発率は手術に匹敵するほど低く、特に軽度~中等度の内痔核であれば、十分な効果が得られています。

さらに、痛みの少なさや処置後の体の楽さから、従来の手術に比べて高い満足度が報告されています。

ジオン注射療法の流れと注意点

① 初診・診察・適応判断

まずは問診と視診・指診・肛門鏡検査を行い、痔の種類や状態を把握します。ジオン注射療法は主に内痔核(Ⅰ~Ⅲ度)が対象です。

外痔核や血栓性痔核、脱肛が強い場合は、別の治療が適していることもあるため、医師が最適な方法をご提案します。

② 処置当日|注射施術

ジオン注射療法は、次の4段階で構成されます:

  1. 局所麻酔(座薬やゼリー状)
  2. 痔核の中へ第1〜2剤を注射(血管収縮・組織固定)
  3. 痔核の外側へ第3〜4剤を注射(固定・支持)
  4. 施術時間は10〜15分程度

痛みはほとんどなく、リラックスして受けていただける処置です。

③ 処置後の経過観察と帰宅

注射後は院内で約2時間ほど安静にしていただき、体調確認のうえでご帰宅となります。帰宅後の運動や入浴には注意が必要ですが、日常生活に大きな制限はありません。

1週間~1か月ほどで痔核の症状が軽快し、多くの方が再発の不安から解放されています。

治療後の過ごし方と注意点

生活上の注意点

  • 当日は安静に、重い荷物を持たない
  • 飲酒・入浴は医師の指示まで控える(通常1~2日)
  • 便秘や下痢を防ぐため、水分と食物繊維を意識
  • 排便時に無理な力をかけない

これらを守ることで、治癒がスムーズになり、効果も最大限に発揮されます。

再発予防のためのアドバイス

再発を防ぐためには、日常生活での排便習慣や食事内容の見直しが大切です。当院では管理栄養士によるアドバイスも実施しており、無理なく予防が続けられるようサポートしています。

当院の診療体制と通いやすさ

秋葉原駅から徒歩1分、土日も診療対応

当院は秋葉原駅から徒歩1分という利便性の高い立地にあり、平日はもちろん土日も診療に対応しています。平日はお仕事で忙しいという方でも、週末に治療を受けていただけます。

また、朝8:30から診察開始のモーニング内視鏡・肛門外来も行っており、出勤前の時間を有効に使いたい方にも好評です。

肛門診療の専門性と実績

当院は、内視鏡診療と同様に肛門の専門診療にも注力しており、ジオン注射療法に関しても多数の実績があります。

痔の症状は人によって異なり、軽い違和感から深刻な出血・脱出まで幅広く存在します。そんな個別の状態に応じて、最適な治療方針を提案いたします。

他の痔の治療法との比較

保存的治療(塗り薬・座薬・内服)との違い

痔の初期段階では、まず保存的治療(塗り薬・座薬・内服薬)から開始することが一般的です。

この治療法は、軽度の症状には効果が期待できますが、再発を繰り返す場合や、出血・腫れ・脱出が強い場合は限界があります。

ジオン注射療法は、そうした保存的治療で効果が薄かった方に対して、より踏み込んだ対応ができる選択肢です。

切除術(結紮切除術)との違い

結紮切除術は、根本的に痔核を取り除く手術で、確実性が高く再発率も低いのが特徴です。

しかしながら、術後の痛みが強い入院・安静期間が必要排便痛や出血のリスクがあるなど、体への負担が大きいのがデメリットです。

一方、ジオン注射療法はこれらの負担を大幅に軽減でき、再発率も手術と遜色ないとされているため、近年注目されています。

「どちらを選ぶべき?」医師との相談で決定を

それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、症状の程度や年齢、生活スタイルによって最適な方法が異なります。

当院では、患者様のライフスタイルや不安に寄り添いながら、じっくりとご相談のうえ、治療方針を一緒に決定しています。

ジオン注射療法のメリットと注意点

メリット

  • 切らずに済むため、体への負担が少ない
  • 日帰りで治療が完結し、入院不要
  • 仕事や日常生活への支障が少ない
  • 再発率が低く、効果が持続する

注意点・デメリット

  • 外痔核やⅣ度の重症例には適応しない
  • 非常にまれに、腫れや発熱など一時的な副反応が出る場合がある
  • 生活習慣の見直しをしなければ再発リスクが上がる

これらの点を踏まえて、医師が適応をしっかり判断することが大切です。

患者様の症例とリアルな声

症例①:30代女性(会社員)

排便時の出血が続き、肛門の脱出感もあり来院。診察の結果、Ⅱ度の内痔核と診断。切除手術に抵抗があるとの希望から、ジオン注射を実施。治療後3日ほどで出血が止まり、1週間で症状はほぼ消失。痛みもなく職場復帰もスムーズ。

症例②:60代男性(自営業)

以前から痔で悩み、座薬でごまかしていたが、排便後の脱出がひどくなり来院。Ⅲ度の内痔核と診断し、日帰りでジオン注射を実施。術後1か月で脱出感が消失。本人は「もっと早く相談していればよかった」と語る。

患者様の声(アンケートより)

  • 「注射でここまで楽になるとは思いませんでした」
  • 「忙しい毎日でも通院できて、本当に助かりました」
  • 「女性スタッフが多く、恥ずかしさが和らいだのがありがたかった」

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 痛みは本当にないのですか?

ジオン注射は局所麻酔を使用して処置を行うため、処置中の痛みはほとんどありません。処置後も強い痛みは出にくく、通常の排便で痛みを感じることもほとんどありません。

Q2. 何日くらい仕事を休めばいいですか?

基本的には翌日から普段通りの生活が可能です。重労働や長時間の外出などは数日避けていただきますが、デスクワークなどは早期復帰が可能です。

Q3. 保険適用ですか?費用はどのくらい?

はい、ジオン注射療法は保険適用の治療です。当院での費用目安は以下の通りです:

保険診療 1割負担 3割負担
ジオン注射療法 約7,000〜9,000円 約20,000〜30,000円

Q4. 再発することはありませんか?

ジオン注射後の再発率は比較的低く、術後の生活習慣(便秘や排便時のいきみ)を見直すことで長期間安定した状態を保てます。

Q5. 恥ずかしさが心配です…

当院では女性スタッフの対応や個室診療を徹底し、プライバシーに最大限配慮しています。女性医師の対応も可能ですので、安心してご相談ください。

まとめ|切らずに治せる時代へ

ジオン注射療法は、「手術をせずに痔を治したい」「日常生活をできるだけ崩したくない」という方にとって、大変有効な選択肢です。

注射のみで内痔核の症状を改善し、日帰りで完了。術後の痛みも少なく、仕事や家事に支障が出にくいため、働く世代の方から高い支持を集めています。

痔は放置してしまうと、治療に時間がかかったり、生活の質を損なったりすることもあります。「これって痔かも?」と感じたら、まずは専門医に相談することが第一歩です。

当院では痔の診察・治療に精通した医師が対応し、安心して治療を受けていただけるようサポート体制を整えております。 モーニング外来や土日診療もあり、忙しい方でも無理なく通院可能です。

切らずに治せる痔の新しい治療──まずはお気軽にご相談ください。

お電話でのご予約も可能です
(受付時間:9:00〜17:00)

施設紹介

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

電話番号 03-5284-8230

住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階

診療時間
9:00~12:00
14:00~17:30

※予約検査のみ
祝日のみ休診

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