アキバ内視鏡お困りQ&A

クローン病と潰瘍性大腸炎の違いって?日常生活での注意点も解説します

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「クローン病と潰瘍性大腸炎の違いは何?」

「どんな検査を受けるの?」

炎症性腸疾患には、 主にクローン病と潰瘍性大腸炎の2種類があります。

どちらも、免疫機能に異常が起こり、体内の免疫細胞が腸の細胞を攻撃することで炎症を起こす疾患です。慢性的な腹痛や下痢、血便を伴い、比較的若い方に発症しやすいといった特徴もあります。

今回は、年々患者数が増加傾向にあるクローン病と潰瘍性大腸炎の違いについて解説します。加えて、日常生活での注意点についても記載していますので参考にしてください。

気になるお腹の症状がある場合には、秋葉原駅からおおよそ徒歩1分に位置する秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックにお越しください。

つらい症状は患者さんによって異なるため、正確な診療及び検査を行い、お一人おひとりに合わせた治療を提案しております。

潰瘍性大腸炎とクローン病の違い

潰瘍性大腸炎とクローン病は、炎症性腸疾患の代表とされています。どちらも免疫機能が関与して発症すると考えられていますが、原因ははっきりとわかっていません。

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)は、大腸の粘膜に炎症が起き、びらん(ただれ)や潰瘍ができる疾患です。原則として、大腸にのみ発症しますが、関節炎、結節性紅斑、壊疽性膿皮症などの合併症が現れることもあります。

粘血便や腹痛などの症状がある状態を「活動期」、症状が安定している状態を「寛解期」と呼びます。活動期と寛解期を繰り返すことも、潰瘍性大腸炎の特徴の1つです。

治療により病状が安定しても、再び再燃するケースも稀ではありません。そのため、再燃予防のために長期間に服薬治療を行う必要があります。

また、大腸癌発症のリスクを高める疾患でもあるため、定期的な内視鏡検査が必要です。

クローン病とは?

クローン病(Crohn’s Disease:CD)は、口から肛門までの消化管全体に炎症が発生する疾患です。炎症により、「縦走潰瘍」と呼ばれる縦長の潰瘍と、口内炎のような円形の浅い潰瘍ができます。消化管のどの部位にも炎症が起こりえますが、小腸と大腸を中心として、特に小腸末端部が好発部位とされています。

なお、クローン病は、主に若年層にみられる疾患です。病変により腹痛や下痢、血便、体重減少などの症状が現れます。

 

潰瘍性大腸炎について

潰瘍性大腸炎の特徴的な症状は、血便を伴う下痢と頻発する腹痛です。 病変は直腸から広がる性質があり、最大で結腸全体に拡大します。

潰瘍性大腸炎になる原因

潰瘍性大腸炎のはっきりとした原因は、解明されていません。

腸内細菌や食生活といった様々な要因により免疫バランスが崩れ、自己免疫反応の異常が起こることで炎症が現れると考えられています。

潰瘍性大腸炎の検査方法

潰瘍性大腸炎の診断は、複数の検査結果で確定します。

採血では、身体の中で起こっている炎症の数値を調べます。CRP、出血に伴う貧血の指標としてヘモグロビンなどを測定して、潰瘍性大腸炎の重症度を評価します。

便検査は、潰瘍性大腸炎以外の疾患が原因で、下痢が起こっていないかを確認するために必要です。便の培養検査を行い、炎症の程度を把握するタンパク量を確認します。

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、病変の有無や範囲を調べる検査です。診断時だけでなく、治療効果の判定や大腸がんの検診目的でも施行します。

治療方法

潰瘍性大腸炎は、原因が解明されていないため、完治が難しいとされている疾患です。そのため、炎症を抑える治療方法を活用して、安定した状態を長期間続けることを目標にします。

症状が治まる寛解期にも治療を続けることで、発症前の生活に近い状態で過ごすことも可能です。重視するべき点は、潰瘍性大腸炎の状態を検査で把握して、適切な治療を続けることといえるでしょう。

日常生活での注意点

潰瘍性大腸炎を発症していても、症状が安定した状態を維持することで、通常の日常生活を送れます。

血便などの症状がある活動期には、しっかりとした食事制限が必要です。ですが、症状が安定した寛解期であれば、バランスのとれた規則正しい食生活を心がけること以外に厳しい食事制限などはありません。

ただし、香辛料などの刺激物、炭酸飲料、コーヒー、アルコールなどの摂取に関しては、日頃から注意が必要です。

また、ストレスは潰瘍性大腸炎を悪化させる原因の1つとされています。過度な運動は避けて、小まめに身体を動かすことでストレスを解消しましょう。

 

クローン病について

クローン病は、体内の連続しない病変を特徴としており、病変と病変の間には正常な組織が存在します。潰瘍性大腸炎には、病変が連続して広がるといった異なる特徴があります。

クーロン病の原因

クローン病も潰瘍性大腸炎同様に、はっきりとした原因は解明されていません。

免疫細胞の異常反応が関わっており、食事や遺伝的な要因、さらに細菌やウイルス感染などが関与している可能性が高いとされている疾患です。

クーロン病の検査方法

血液検査では、炎症の状態や栄養状態などを調べます。

ただし、確定診断には消化管レントゲン撮影と大腸カメラ検査が必要不可欠です。内視鏡検査を用いて、大腸と小腸にクローン病の特徴的な病変がないかを確認します。大腸カメラ検査では、大腸の粘膜を直接観察することが可能です。検査中に組織を採取して、より詳しい病理検査を行うこともできます。

また、炎症の範囲や状態を確認して、リスクが高いとされている大腸がんの早期発見やポリープ切除による予防にも効果的です。

クーロン病の治療方法

根本的な治療方法は、見つけられていません。ですが、炎症を抑えることはできるため、発症前に近い生活を過ごすことを目指します。

クローン病では、薬物療法をメインに治療しますが、症状の悪化が見られた場合には、手術が検討されることもあります。

症状が起きているタイミングでは、栄養状態を改善する栄養療法を取り入れましょう。食べると症状が悪化するきっかけとなる食材がありますが、食材は患者さんごとに異なります。そのため、食べても症状が悪化しない食材を見つける必要があります。

さらに、食事制限を理由に栄養バランスを崩しやすい傾向にもあることから、食事内容にはより一層の注意が必要です。

日常生活での注意点

クローン病を患っていても、適切な治療を行うことで、通常の日常生活を送れます。

食事面では、低脂肪で食物繊維が少ない低残渣の食事を基本に、重症度に応じて栄養剤を併用しましょう。寛解期であっても、小腸型に潰瘍ができやすい体質の方は、再燃予防のために日頃から脂肪を抑えた食事を摂ることが大切です。

 

症状に疑いがある場合は当院へ

クローン病と潰瘍性大腸炎の診断を付けるためには、大腸カメラ検査が必須です。

症状が寛解している際にも、定期的に検査を受けて、発症リスクの高い大腸がんを予防しましょう。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックの医師は、日本消化器内視鏡学会に所属しております。内視鏡検査は静脈麻酔を使用するため、痛みや検査自体に不安がある方も安心です。穏やかな眠気を感じながら、負担なく検査を受けていただけます。

さらに、内視鏡治療後の合併症に対しては、関連の医療機関で24時間365日対応していますので、安心してお任せください。

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