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食後の過ごし方、間違っていませんか?消化を助ける正しい行動を解説

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「食後に横になりたくなる…」「ソファでのんびりしたい…」そんな気持ちは誰しもが感じるもの。

しかし、食後の行動は体に大きな影響を与えることがあり、胃もたれや逆流性食道炎、消化不良の原因になることも。

この記事では、消化器内視鏡専門クリニックの視点から「食後に避けたい行動」や「胃腸を助ける正しい姿勢」についてわかりやすくご紹介します。

第1章:食後の体に何が起こっている?

消化のプロセスと体内の変化

食後、私たちの体内では胃が活発に動き始め、食べたものを分解・消化しようと働きます。

胃液(胃酸)が分泌され、食べ物を細かくし、十二指腸へ送る作業が行われています。

このとき重要なのが「重力」

胃の中の内容物が正しく下へ流れていくためには、体がある程度起きていることが必要です。

そのため、食後すぐに横になると胃酸が食道へ逆流しやすくなり、「胸やけ」や「胃もたれ」の原因になります。

特に注意が必要な人は?

  • 食べ過ぎた後に眠くなる傾向がある人
  • 逆流性食道炎の既往がある人
  • 肥満気味で腹圧が高くなりやすい人

上記に該当する人は特に注意が必要です。

胃もたれによる吐き気を感じたら

「胃もたれが続く」「吐き気がある」と感じたら、消化機能の低下が原因かもしれません。詳しくは胃もたれによる吐き気の解説ページをご覧ください。

第2章:食後にやってはいけない3つの行動

1. 食後すぐに横になる

最も避けたいのが、食後すぐに横になることです。重力の影響で胃酸が食道に逆流しやすくなり、胸やけや喉の違和感を引き起こします。

こうした状態が続くと、逆流性食道炎という病気に進行することもあります。

2. ソファで深くもたれて座る

リラックスできるように見えて、実は注意が必要です。体が沈み込んだ姿勢では、腹部が圧迫されやすく、これも胃酸の逆流や消化不良を招く原因になります。

深く腰を落として座るより、椅子に浅く腰かけ、体をまっすぐに保つ方が望ましいのです。

3. 食後すぐに運動を始める

意外に思われるかもしれませんが、激しい運動も食後すぐにはNGです。消化に必要な血流が筋肉に分散され、胃腸の働きが低下してしまいます。

食後1〜2時間ほどは、静かに過ごす時間をとるようにしましょう。

胃痛のある方へ

食後に胃がシクシク痛む、キリキリするなどの症状がある方は、胃粘膜の炎症や胃酸過多が疑われます。詳しくは胃痛の原因と対処法ページをご覧ください。

第3章:消化を助ける!理想的な食後の過ごし方

1. 椅子に座って体をまっすぐに保つ

食後は、椅子に浅めに腰をかけ、背筋を伸ばして座ることが推奨されます。

この姿勢は胃を圧迫せず、胃の中身がスムーズに消化器へ移動するのを助けます。

ゆったりと会話を楽しんだり、音楽を聴いたりする時間にすると、心も体も穏やかに過ごせます。

2. 軽い散歩でリラックス

激しい運動は避けるべきですが、食後30分~1時間程度を目安に、ゆっくりとした散歩をするのはとても良い習慣です。

血流が良くなり、消化の促進や自律神経の安定にもつながります。

3. 深呼吸やストレッチ

体を大きく動かさなくても、呼吸を整えるだけでも効果的です。

「吸って5秒、吐いて10秒」などのリズムで深呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、消化器官の働きが高まります。

4. 日曜の内視鏡検査も受けられます

胃腸の不調が続く場合、専門医による内視鏡検査をおすすめします。当院では、日曜日も検査に対応しており、忙しい方でも無理なく受診できます。

日曜日も受けられる内視鏡検査

日曜も受診できる内視鏡検査

第4章:逆流性食道炎を防ぐための生活習慣

逆流性食道炎とは?

胃酸が食道に逆流することで、胸やけ・喉の違和感・咳などを引き起こす病気が「逆流性食道炎」です。

原因としては、食後すぐの横たわり、肥満、過食、早食い、ストレスなどが挙げられます。

食後の行動がカギを握る

逆流性食道炎は生活習慣の改善によって、かなりの予防が可能です。

特に「食後1〜2時間は横にならない」というルールを守るだけで、胃酸の逆流リスクを大きく減らせます。

その他の予防ポイント

  • 腹八分目を心がける
  • 就寝の2〜3時間前には食事を終える
  • 胃酸分泌を刺激するコーヒー・アルコール・脂っこい食事は控えめに
  • ベルトやガードルなど腹部を締め付けない服を選ぶ

漫画で学ぶ!逆流性食道炎の知識

逆流性食道炎について、もっとわかりやすく知りたい方は以下のマンガもご覧ください。

マンガでわかる!逆流性食道炎

逆流性食道炎のマンガ解説

第5章:日常生活でできる胃腸ケアのコツ

1. 食事はゆっくりと噛んで

食べ物をしっかり噛むことは、消化の第一歩。よく噛むことで唾液の分泌が促され、胃への負担も軽減します。

2. ストレスマネジメントも大切

自律神経の乱れは、胃腸の働きを弱める原因になります。軽い運動や趣味の時間を意識的に取り入れ、心身のバランスを整えましょう。

3. 睡眠と胃腸の関係

寝不足が続くと、胃酸の分泌が乱れやすくなります。質の良い睡眠を取ることで、胃腸の回復力も高まります。

まとめ|今日からできる「胃にやさしい習慣」を

食後のちょっとした行動の積み重ねが、将来的な病気の予防につながります。

「食後すぐに横にならない」「姿勢に気をつける」「胃に負担の少ない食事を心がける」といったポイントを意識し、日々の生活を見直してみましょう。

胃腸の不調が長引く場合は、早めに専門医への相談をおすすめします。

当院では、胃カメラ・大腸カメラを用いた専門的な検査を行っており、土日診療・24時間WEB予約にも対応しています。

秋葉原駅から徒歩1分のアクセスで、忙しい方にもご利用いただきやすい体制を整えています。

お腹の調子が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

お電話でのご予約も可能です
(受付時間:9:00〜17:00)

施設紹介

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

電話番号 03-5284-8230

住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階

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