アキバ内視鏡お困りQ&A

座りっぱなしで起こるお尻の不調に注意|痔・肛門トラブルの早期対策

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テレワークや長時間のデスクワークが日常となった現代、多くの人が「座ること」のリスクに無自覚なまま生活を送っています。便利になった社会の裏で、座りっぱなしによるお尻への負担が蓄積され、さまざまな健康トラブルを引き起こすケースが増えているのです。

とくに「長時間の同一姿勢」は、血流を滞らせてしまう大きな要因のひとつです。お尻周辺は身体の末端に近いため、血行不良による痛みや痺れ、皮膚や粘膜の炎症、さらには痔といった疾患へとつながりやすい部位でもあります。

このようなトラブルを未然に防ぎ、健康的な生活を取り戻すためには、日頃からのお尻ケアと、専門的な検査による早期発見が欠かせません。

1章 なぜ「座りすぎ」はお尻に悪いのか?

1-1. 座る時間と痔のリスクの関係

「痔」というと中高年の病気というイメージを持たれがちですが、実際には20〜40代の若い世代にも増えており、その背景には“長時間の座位姿勢”が大きく関わっています。

座っているとき、体重の大部分はお尻に集中します。特に肛門周囲の血管や筋肉に圧がかかり続けることで、血液の流れが悪くなり、うっ血を引き起こすことがあります。これが「いぼ痔(痔核)」の原因となるのです。

1-2. テレワーク時代に急増する「お尻の違和感」

在宅勤務やオンライン会議が増えたことで、1日中ほとんど歩かずにデスクに向かっている人も多いのではないでしょうか?

「座るたびにチクチクする」「なんとなく違和感がある」──そんな声を耳にする機会も増えてきました。

実際、当クリニックにはこのような違和感を訴えて受診される方が増加しています。座り続けることで発症する痔だけでなく、皮膚の炎症や、便秘・下痢による肛門トラブルも関係していることがあるため、正確な診断が重要です。

1-3. 便秘とお尻トラブルの深い関係

便秘が続くと排便時に強くいきむことが多くなり、その際に肛門周囲の血管に強い負担がかかります。これが慢性化すると、痔や裂肛のリスクが高まります。

また、便秘によって便が固くなると、排便時に粘膜を傷つけ、出血や痛みを伴うこともあるため、腸内環境の改善と併せて、肛門まわりのケアが欠かせません。

「便秘が続いてつらい…」そんなお悩みをお持ちの方は、こちらの便秘ページで、原因や対策をチェックしてみてください。

2章 痔の種類とそれぞれの特徴

2-1. 痔核(いぼ痔)

最も一般的な痔のタイプで、肛門の内側や外側にできる血管のふくらみです。長時間の座位や排便時のいきみ、妊娠・出産、加齢などが要因となります。

  • 内痔核:肛門の内側にでき、出血するまで自覚しにくい。
  • 外痔核:肛門の外側にでき、強い痛みを伴いやすい。

2-2. 裂肛(切れ痔)

硬い便を無理に出そうとした際などに、肛門の皮膚が裂けてしまう状態です。強い痛みと出血が特徴で、便秘の方に多く見られます。

2-3. 痔瘻(じろう)

肛門の奥にある腺から感染が起こり、膿がたまって管状にトンネルを作ってしまう状態です。自然治癒は難しく、手術が必要となるケースが多くあります。

2-4. 「お尻の違和感=痔」とは限らない

実は、肛門やお尻の不快感のすべてが痔によるものとは限りません。皮膚のかぶれ、肛門周囲膿瘍、肛門ポリープ、肛門がんなど、さまざまな原因が隠れている可能性があります。

違和感を放置せず、専門医の診断を受けることが大切です。

3章 当院の診断と検査の流れ

3-1. プライバシーに配慮した完全個室での診察

当院では、すべての診察・検査を完全個室で行います。肛門まわりのデリケートな症状でも安心してご相談いただける環境を整えております。

診察室には専用トイレやiPad、フリーWi-Fiなどを完備しており、待ち時間もリラックスしてお過ごしいただけます。

3-2. 内視鏡検査で詳細な観察が可能

症状の原因が肛門や直腸にあるかどうかを正確に判断するため、必要に応じて大腸内視鏡(大腸カメラ)を実施します。最新の内視鏡機器により、痛みを最小限に抑えつつ、詳細な観察が可能です。

3-3. 下痢のトラブルにも専門的に対応

肛門の症状は、便の状態とも深く関係しています。下痢が続いて肛門が炎症を起こすケースも多く、当院では消化器内科の専門医が下痢の根本原因に対する治療も行っています。

単に痔の治療を行うだけでなく、生活習慣や食事内容、ストレスなどを考慮しながら、包括的なアドバイスと治療を提供しています。

繰り返す下痢や軟便でお困りの方は、こちらの解説ページも参考にしてみてください。

4章 痔の治療法とセルフケアの基本

4-1. 症状やタイプに合わせた治療を提供

当クリニックでは、痔のタイプや進行度に応じて、以下のような治療法を提供しています。

治療法 概要
保存療法 軟膏や座薬の使用、食事・生活習慣の見直しで症状の軽減を図ります。
硬化療法 薬剤を注入し、いぼ痔を縮小・消失させる方法です。外来で可能。
切除術 重度の痔に対しては、日帰り手術にも対応しています。

いずれの治療法も、専門医による診断のうえで最適な方法を選択しますので、「まずは相談だけ」という方も安心してご来院ください。

4-2. ご自宅でできるセルフケアのポイント

治療と並行して、ご自宅でできるセルフケアも大切です。以下のような習慣を取り入れてみましょう。

  • 排便は我慢せず、スムーズに済ませる
  • 便秘や下痢にならないよう、食物繊維や水分を意識的に摂取する
  • 長時間座らず、30分~1時間ごとに立ち上がってストレッチする
  • 肛門を清潔に保ち、刺激の少ないトイレットペーパーを使用

これらの習慣が、痔の再発予防や悪化の防止につながります。

5章 実際にご来院された患者さんの声

当院には、さまざまなお尻のトラブルに悩む方が来院され、検査や治療を受けられています。ここでは、患者さまの声をいくつかご紹介いたします。

「長年悩んでいた痔が、ようやく改善しました」

デスクワーク中心の生活で痔が慢性化していましたが、専門的な治療を受けて症状が大幅に改善。もっと早く相談すればよかったと感じています。

「恥ずかしさがあって我慢していたけれど…」

完全個室で、同性の医師が対応してくれたので安心して話すことができました。説明も丁寧で、検査も思っていたより苦痛はありませんでした。

「LINEで予約できたのが便利でした」

仕事の合間にスムーズに予約できてありがたかったです。待合室も落ち着いていて、リラックスして過ごせました。

肛門・お尻の症状にお悩みの方へはこちらをご覧ください

肛門の症状にお悩みの方へ

6章 よくあるご質問(Q&A)

Q1. 初めての受診でも大丈夫ですか?

A. はい、初診の方でも安心して受診いただけます。問診の段階から症状を丁寧に伺い、必要に応じて内視鏡検査や画像診断を行います。

Q2. 女性でも受診しやすい環境は整っていますか?

A. 当院では、女性医師による診察にも対応しております。また、全診療スペースは完全個室となっており、プライバシーに配慮した空間で安心してご相談いただけます。

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女性医師による肛門科診療

Q3. 検査は痛みがありますか?

A. ご不安を軽減するため、鎮静剤を使用した内視鏡検査も可能です。検査中の痛みや不快感を抑えつつ、スムーズに実施できる体制を整えています。

Q4. 検査の前処置はどこで行いますか?

A. 当院では、大腸カメラの前処置専用の完全個室をご用意しております。iPadやWi-Fi、トイレも完備しており、リラックスした環境で前処置を行っていただけます。

Q5. 仕事が忙しくて平日の通院が難しいのですが…

A. 土日も診療・検査に対応しております。さらに24時間WEB予約LINE予約も可能ですので、ご都合のよい日時に合わせてご予約ください。

7章 当院の特徴|秋葉原駅徒歩1分・充実した診療環境

7-1. 秋葉原駅から徒歩1分の好アクセス

当院はJR秋葉原駅・昭和通り口から徒歩1分の場所に位置しており、お仕事帰りや通勤・通学のついでにも立ち寄りやすい立地です。

7-2. 最新の内視鏡システムを完備

ハイビジョン対応の最新内視鏡を導入し、微細な病変も見逃さない検査を実施。胃や大腸の状態を正確に把握することで、早期発見・早期治療を可能にしています。

7-3. 土日診療・24時間予約受付

平日だけでなく土曜・日曜も検査と診療に対応。さらに、24時間WEB予約LINE予約によって、思い立ったときにいつでもご予約が可能です。

7-4. プライバシーに配慮した完全個室

検査前処置も含め、患者様の安心感を大切にしています。診察室・前処置室ともに完全個室で、他の患者様の目を気にすることなくお過ごしいただけます。

まとめ|お尻の小さな違和感も、放置せず専門医に相談を

「座っているときに違和感がある」「お尻がムズムズする」「排便後にヒリヒリする」…

こうした症状は、生活に支障が出るほどではないものの、日常の快適さをじわじわと損なうサインです。

我慢を続けていると、症状が慢性化し、治療に時間や費用がかかることにもなりかねません。

だからこそ「気になるな」と感じたタイミングが、受診すべきサイン。

秋葉原・胃と大腸、お尻の内視鏡クリニック 千代田区院では、お尻の専門的な診療体制を整え、痔や便通トラブル、肛門疾患まで幅広く対応しています。

恥ずかしさや不安を感じることなく、安心して相談できる環境をご用意していますので、どうぞお気軽にご来院ください。

ご予約・ご相談はこちら

当院では、胃・大腸・お尻の専門診療を通じて、患者様の悩みに寄り添い、安心して受診いただける環境づくりを大切にしています。

初めての方でもわかりやすくご案内いたしますので、検査が不安な方もどうぞご相談ください。

お電話でのご予約も可能です
(受付時間:9:00〜17:00)

施設紹介

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

電話番号 03-5284-8230

住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階

診療時間
9:00~12:00
14:00~17:30

※予約検査のみ
祝日のみ休診

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