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大腸がんの可能性を気にし過ぎていませんか?疑うべき初期症状を詳しく解説

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「最近便秘でおなかが張っている」
「便をした時に血がついている」

このような症状があり、大腸がんだったらどうしよう...と不安になられているのではないでしょうか。

大腸がんは、罹患する人が増加しており、日本でのがんによる死亡原因の多くを占めています。早期の大腸がんは自覚症状がほとんどなく、症状が出てきたときにはがんがある程度進行しているということは少なくありません。

血便や腹痛、便の状態や回数が変化したなどの症状がある場合には、大腸がんが進行している場合があるので、早めに医療機関で検査をしておくことが重要です。

この記事では、大腸がんの見逃してはいけない初期症状について具体的に解説します。また、検査方法や治療方法についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、患者様に苦痛の少ない胃カメラ検査を受けていただけるよう、最大限の配慮を行っています。

また、検査は経験豊富な内視鏡専門医が担当しますので、安心して受診いただけます。

当クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分と通院しやすい立地にあります。診察時間も平日のほか、土曜日や日曜日も対応していますので、ぜひ検査を受診される際はご検討ください。

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大腸がんとは?

大腸は小腸と肛門をつなぐ腸管で、右下腹部から始まり時計回りに腹部を一周し肛門に至る1.5〜2mの長さの臓器です。大腸の主な仕事は、水分を吸収して便をつくることであり、最大で1日6Lの水分を吸収できるとされています。

大腸がんは、大腸粘膜から発生する悪性腫瘍の総称です。発生する部位により、結腸がん(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸がんにわかれます。大腸がんの全体の約7割は、肛門に近いS状結腸や直腸に発生するとされています。

大腸がんは、欧米化した食事による発症リスクが高いことがわかっており、日本では発症率が増加傾向にあり、がんによる死亡原因としても長年上位を占めています。ほとんどの大腸がんは、良性腫瘍である大腸ポリープががん化して発生します。割合は少ないのですが、正常粘膜から直接発生する大腸がんもあります。

大腸粘膜に発生した大腸がんは、進行すると粘膜表面から大腸の壁に次第に深くまで侵入していき、進行するにつれてリンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移します。

大腸がんの初期症状

大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんどない場合が多いです。大腸がんが大きくなり、進行するにつれてさまざまな症状が現れます。下記のような症状があれば、特に注意が必要です。

血便

便の中に血液が混じっている状態を血便といいます。大腸がんはがんが増えていくときに、血管新生(けっかんしんせい)といって血管を出して栄養を奪い取ろうとします。がんがつくる血管は非常に脆くて破れやすいため、便が擦れるなどのちょっとしたことですぐに出血してしまい、これが血便となって現れます。

また、血便は大腸がんだけではなく、痔や潰瘍性大腸炎など他の消化器系の疾患でも起こることもあります。必ずしも大腸がんを意味するわけではありませんが、放置せずに医療機関を受診して大腸カメラなどの検査を受けることをおすすめします。

腹部症状

大腸がんの進行が進み、腫瘍が大きくなってくると便が腸管の隙間を通れなくなり、どんどん詰まっていきます。そうなると便もガス(おなら)も排出されにくくなり、お腹が張って痛みが現れることがあります。放置してしまうと、腫瘍が完全に腸を塞ぎ、腸閉塞となり命に関わる危険性もあるため、放置せずにすぐに医療機関を受診しましょう。

便通異常

今まで普通の便が出ていたのに急に便秘や下痢になったという場合には、大腸がんを疑うサインでもあります。また、大腸がんがあることで便の通り道が狭くなり、便が細くなることもあります。

貧血

大腸がんからの出血が続くと、人間の中の血液量、ヘモグロビンの量が減って貧血となってしまいます。まれに血便に気づかずに経過し、動悸や立ちくらみ、息切れなど貧血の症状で受診されて、精密検査の結果、大腸がんが見つかることもあります。

大腸がんの初期症状が疑われる場合は?

大腸がんが疑われる場合には、がんかどうかを確定するために、まず大腸内視鏡検査を実施します。大腸内視鏡検査は、早期の大腸がんや将来がん化する可能性のある大腸ポリープの発見が可能な唯一の検査です。ポリープを確認した場合は、その場で切除することも可能です。

検査前に下剤の服用などの準備が必要になるため、抵抗を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、大腸内視鏡検査は大腸がんや大腸ポリープ以外にもさまざまな病気を発見し、

適切な治療方針を決めることができる、非常にメリットの大きい検査です。

大腸がんの検査方法

大腸がんの主な検査方法には、下記のものがあります。それぞれの検査について詳しく紹介します。

便潜血検査

便潜血検査は、主に健康診断や人間ドックなどで行われる検査で、便に血が混じっているかどうかを調べる検査です。便に血が混じっている場合は、大腸がんやポリープなどの可能性があります。自覚症状のない消化管の出血を見つけるものであり、大腸がんのスクリーニング検査として有効です。

身体に負担がかからず、来院せずに簡単に受けられる検査です。便潜血検査で便の中に血が混じっていることが判明したら、次の段階の検査に進みます。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から挿入して、盲腸から直腸まで大腸全体を詳しく観察する検査です。疑わしい組織を採取して回収できるため、多くの疾患の確定診断が可能です。さらに、検査中に前がん病変の大腸ポリープが発見された場合には、その場で切除する日帰り手術が可能です。

当院の大腸内視鏡検査は、すべて熟練した専門医が丁寧におこなっており、鎮静剤を使って軽く眠っているようなリラックス状態で検査を受けていただくことも可能です。

CT検査・超音波検査

CT検査はX線を使って全身の断面を撮影する検査です。がんの位置や大きさ、肺・肝臓・リンパ節などに転移していないかを調べることができます。

超音波検査は、超音波を腹部に当てる検査です。大腸がんと周囲の臓器の位置関係を確認できるほか、肝臓やリンパ節などに転移していないかなどの判断に役立つ検査法です。

CT検査や超音波検査の結果は、X線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断をおこなうことができます。

腫瘍マーカー検査(血液検査)

腫瘍マーカー検査は、がんの診断の補助や、診断後の経過や手術後の再発チェック、治療の効果判定の参考に使われます。腫瘍マーカーとは、がんの種類によって特徴的につくられるタンパク質などの物資で、がん細胞やがん細胞に反応した細胞によってつくられます。

がんが存在すると、血液中の腫瘍マーカーが異常値を示します。一般に、大腸がんではCEAとCA19-9というマーカーが有用です。しかし、早期がんでは腫瘍マーカーの値は異常値を示すことは少なく、進行したがんでも異常を示さない人も一定の割合で存在するため注意が必要です。

がんの有無やがんのある場所は、腫瘍マーカーの値だけでは確定できないため、そのほかの検査の結果も合わせて医師が総合的に判断します。

大腸がんの治療方法

大腸がんの治療方法はステージ(病期)に応じて決まります。治療法には内視鏡治療、手術治療などがあり、病期により内視鏡手術または手術治療が選択されます。また、再発予防などのために薬物療法や放射線治療がおこなわれます。進行度によっては、薬物療法や放射線治療が優先される場合もあります。

病期

がんの状態

0期

がんが粘膜の中にとどまっている

I期

がんが大腸の固有筋層にとどまっている

II期

がんが大腸の固有筋層の外まで浸潤している

Ⅲ期

がんがリンパ節に転移していえる

Ⅳ期

肝臓、肺、腹膜などの他の臓器に転移している

または、腹膜播種がある

内視鏡治療

大腸内視鏡を肛門から挿入して、大腸の内側からポリープを切除する治療法です。治療の適応は、良性ポリープや、大腸がんでもステージ0またはステージIの浸潤が浅いものが対象になります。がんの深さでいうと粘膜下層への広がりが軽度(1mm)までにとどまっているがんです。

検査中に前がん病変の大腸ポリープを切除できるため、検査・治療が1度でできます。検査中の大腸ポリープ切除は日帰り手術としておこなわれるため、入院の必要もありません。切除自体の所要時間も10〜20分程度です。また、事前の下剤服用や食事制限も1度で済むので、患者様の負担も軽減できます。

ただし、ポリープのサイズや数、形状などによっては別の日の手術や、入院による手術が必要になるケースがあります。

外科治療(手術)

内視鏡治療でのがんの切除が難しい場合、手術をおこないます。大腸がんの手術は、がんの部分だけでなく、がんが広がっている可能性のある腸管とリンパ節が含まれる腸間膜も切除します。がんが周囲の臓器にまで転移している場合は、可能であればその臓器も一緒に切除します。

腸管を切除した後、残った腸管をつなぎ合わせます。腸管をつなぎ合わせることができない場合には、人工肛門(ストーマ)をおなかに造設します。

放射線治療

大腸がんの放射線治療は、がんの再発を抑える目的でおこなう「補助放射線治療」と、再発や転移による痛みや吐き気、嘔吐、めまいなどの症状を和らげることを目的とした「緩和的放射線治療」があります。

補助放射線治療

切除が可能な直腸がんが対象で、主に骨盤内の再発を抑えることを目的に、手術前に行うことがあります。多くの場合、薬物療法と一緒におこないます。

緩和的放射線治療

直腸がんなどにおける骨盤内腫瘍による痛みや出血、便通障害、骨への転移による骨折リスク、脳への転移による神経症状などを改善する目的で腹部や頭部などに放射線を照射します。なお、脳への転移に対する放射線治療には、転移の個数や大きさによって、脳全体に放射線を当てる全脳照射、転移した場所に放射線を集中させて当てる定位放射線照射があります。

薬物療法

薬物療法は、薬剤を全身に行き渡らせて、がん細胞を攻撃する治療法です。大腸がんでは、手術後の再発を防ぐ目的でおこなう「術後補助化学療法」と、手術によりがんを取りきることが難しく、症状を緩和する目的でおこなう「切除不能進行・再発大腸がんに対する薬物療法」があります。

術後補助化学療法

手術でがんをすべて切除したと判断されても、目に見えないレベルでがん細胞が残っていて、再発を起こす可能性があります。そこで、残っているかもしれないがん細胞の再発を防ぐ目的でおこなわれます。主な対象は、ステージⅢ、または再発のリスクが高いと考えられるステージⅡの大腸がんの場合におこなうことが推奨されています。

細胞障害性抗がん薬を内服または点滴、あるいは内服と点滴を併用した治療法が用いられます。治療はおよそ術後8週間ごろまでに開始し、6ヶ月間続けるのが一般的ですが、がんの状態や薬の種類によっては、3ヶ月で終わる場合もあります。術後補助化学療法に使用する抗がん剤はいろいろな種類があるため、ご自身のライフスタイルに合った治療法を担当医とよく相談してください。

切除不能進行・再発大腸がんに対する薬物療法

手術によりがんを取りきることが難しいと診断された場合におこなわれます。がんを小さくして手術が可能な状態にしたり、がんの進行速度を抑え、延命および症状を緩和して、よい状態を長く維持することを目的としておこなわれます。使われる薬は数種類あり、患者さんの状態により決められます。

最近は、薬物療法が大きく進化し、治療の反応性を予測するための検査法も登場したことにより、患者さんの状態に合わせて治療がおこなえるようになってきました。

まとめ

大腸がんに気づくきっかけとして、血便や便秘、下痢、貧血などの初期症状がありますが、腫瘍が大きくなり進行するまで気づかないことも多いです。大腸がんは、進行してしまうと命を落とす危険があります。しかし、早期の段階で発見できれば内視鏡による切除でほとんどが完治可能です。

大腸がんを早期に発見・早期治療するためには、自覚症状のない段階で大腸内視鏡検査を定期的に受けることが有効です。最近では20代、30代から大腸がんが増えており、特に40歳以上の人は、1年に1回程度の大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、苦痛の少ない内視鏡検査を受診していただけます。

また、大腸の検査では内視鏡治療後(ポリープ切除後)の合併症に対して、関連病院で24時間365日対応していますので、安心して検査を受けられます。

当クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分の場所に立地しています。診察時間も土曜日と日曜日にも対応しておりますので、ご都合の良い日にお越しください。

ご予約はWEBで24時間受け付けておりますので、来院の際はご利用ください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

施設紹介

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

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