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大腸がんは肺転移する?考えられる転移臓器や症状、治療法について解説

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「大腸がんはどこに転移することが多い?」
「大腸がんが肺転移すると、どんな症状が起こる?」

そんな悩みを抱えているのではないでしょうか?

大腸がんは、初期には自覚症状がほとんど現れないことが特徴で、症状を自覚したときには既に他の臓器へ転移しているケースが少なくありません。また、大腸がんを手術ですべて切除した場合でも、しばらく経ってから他の臓器への転移が見つかる場合もあります。そのため大腸がんを早期発見し、他の臓器への転移が起こってしまう前に治療を開始することが重要です。

本記事では、大腸がんの概要や転移の特徴、転移が起こりやすい部位とその症状について詳しく解説していきます。

東京都千代田区にある秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分という距離で利便性が高く、胃と大腸の内視鏡検査や肛門診療を専門に行っているクリニックです。

お仕事などで忙しい方にもご来院いただけるよう、土曜日・日曜日の診療と検査、胃と大腸の同日検査にも対応しています。グループ全体で月間1,000件以上の検査実績のある当院に所属する経験豊富な内視鏡専門医が最新のシステムを使って検査を行っており、安心して検査を受けていただくことができます。

WEBでは24時間予約を承っておりますので、胃や大腸などの消化器に不安を抱えている方は、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックへお気軽にご相談ください。

千代田区院・24時間WEB予約

大腸がんとは?

大腸がんは、結腸・直腸・肛門に出現するがんのことです。日本人はS状結腸や直腸にがんが現れやすいとされています。がん罹患者の順位は男女の総数で第1位(男女別ではともに2位)です(参考:[国立がん研究センターがん統計2019年)。

初期症状はほとんどなく、症状が現れたときにはかなり進行していたり他臓器へ転移しているケースが多いです。症状は便に血液が混じる(血便や下血)、便秘や下痢、貧血症状、腹痛、嘔吐、残便感などがあります。

大腸がんは、大腸内視鏡検査で組織を採取し、病理診断を実施してがんの有無を確認します。その後、がんの正確な位置や広がりをチェックするために腹部エコー検査・注腸造影検査・CT検査・MRI検査などを実施する場合もあります。

大腸がんの治療法は、がんの進行度合いによって内視鏡治療・手術・薬物療法・放射線療法・緩和ケアなどが選択されます。がんが粘膜内や粘膜下層にとどまっている0期~Ⅰ期で早期に発見できれば、内視鏡治療でがんを切除し完治できる可能性があります。

大腸がんを早期発見・治療するためには定期的に大腸内視鏡検査を受け、大腸の健康状態をチェックすることが大切です。

大腸がんの転移に関して

腹膜播種や肝臓・肺への転移を起こしやすい大腸がん。ここからは大腸がんの転移の特徴について解説していきます。

全身への広がりが遅い

大腸がんによる転移は、全身への広がり方が比較的遅いという特徴があります。一般的ながん転移であれば、一箇所転移が見つかったときには、すでに全身へがんが広がっているケースが多いです。そのため、転移を早期に発見することで治療することが可能となり、長期生存できる可能性も高まります。

しかし逆に言えば、大腸がんの手術を終えてしばらく経ってから他臓器への転移が現れることがあるということです。手術で大腸がんを切除した後も定期的に検査を受け、体調の変化やがん転移・再発の早期発見に努めることが重要となります。手術後3年間は半年に1回の胸部X線、大腸内視鏡検査、CT検査、超音波検査、腫瘍マーカーなどの検査を受けましょう。

早期発見ができれば転移前に切除可能

大腸がんを早期発見することができれば、転移する前に内視鏡や手術でがんを切除することができます。しかし、大腸がんは早期には症状を自覚しにくい疾患ですので、症状が現れたときにはすでに他臓器へ転移していることが多いです。早期発見のため、定期的に検査を受けることを心掛けましょう。一度検査を受けて異常が認められない場合には、2~3年ごとに大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

大腸がんの転移先と治療方法

大腸がんが大腸の壁の深くまで侵入し、大腸の外の腹腔内で散らばって腹膜播種を引き起こします。また、大腸壁のリンパ管を通じてリンパ節転移を起こしたり、血液を通して肝臓や肺などの臓器に遠隔転移をすることがあります。

ここからは転移先ごとに現れやすい症状や治療方法について解説していきます。

肝臓転移

大腸がんの転移の中で肝臓への転移が圧倒的に多く、大腸がん患者のうち11%は肝臓に転移が発生しています。血液の流れに乗ってがん細胞が移動する血行性転移です。

症状

初期段階では自覚しやすい症状がなく、自分で早期発見するのは非常に困難です。進行すると黄疸や腹部右上の鈍痛、倦怠感が現れます。

初期の段階でもかなり軽度の鈍痛を感じるケースはありますが、この段階で転移を疑う方は少ないでしょう。肝臓転移が進行することで肝臓の機能が低下すると、黄疸や倦怠感を自覚するようになります。

治療方法

最も治療効果が期待されるのは、手術による腫瘍の切除です。正常に機能する肝臓を十分に残せない場合には、「門脈塞栓」という肝臓の残す部分を大きくする治療を行います。

手術後の再発予防や、腫瘍が小さい・数が多いなどの理由のため、抗がん剤治療を選択する場合もあります。抗がん剤には点滴と薬の内服の2つの方法があり、肝動脈に直接投与する点滴は薬よりも少ない投与量で済み、副作用が少ないという利点があります。

治療法は他にも、マイクロ波凝固療法(MCT)やラジオ波焼灼療法(RFA)などがあります。大腸がんから転移した腫瘍を除去した場合、約40%の患者さんは改善できるとされています。

肺転移

肺転移は、大腸がんが転移した肝臓から、血液を介して肺までがん細胞が運ばれることで発生します。

症状

通常初期の段階では症状がないことが多く、進行すると長引く咳や血痰、息苦しさや呼吸困難、飲み込み時の違和感が現れます。1週間以上咳が長引くときは肺転移を疑いましょう。血痰が出た場合は肺転移だけでなく重大な疾患の兆候である恐れもあるので、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

治療方法

肺転移の治療は、胸腔鏡手術を選択することが一般的です。これは胸部に小さな穴を開け、カメラで胸腔内を観察しながら腫瘍を取り除く方法です。傷が小さく済むため術後の回復が早いという利点があります。

腫瘍によっては、抗がん剤や放射線療法、ラジオ波焼灼療法(RFA)といった他の治療を選択する場合もあります。

腹膜転移

大腸がんが腸管を破って腹腔内に飛散し、がん細胞が広範囲に転移してしまう状態です。転移する先は脳や骨が多いです。

症状

腹膜転移をすると腹部にしこりを発見することで気づく場合があります。しこりが大きくなってしまうと、腸管が圧迫され腸閉塞を起こすリスクが高まります。腸閉塞の症状は吐き気や痛みなどがあり、繰り返す症状がある場合には医療機関を受診することが重要です。

また、脳に転移した場合は、麻痺、けいれん、呂律が回らない、ふらつきなどの症状が現れます。さらに進行すると腫瘍が大きくなり、頭痛や吐き気、意識障害を起こします。

骨に転移した場合は、麻痺や痛みなどの症状が出現します。骨転移の頻度は稀で、1~2%の患者さんに起こるとされています。

治療方法

脳に転移した場合は、「ガンマナイフ」という誤差2mm以内の一点に放射線を照射する治療を行います。これは脳組織の損傷を最小限に抑えることができる治療法です。

骨に転移した場合には、放射線療法と抗がん剤治療を併行して行います。また、モルヒネを用いて痛みの緩和を図ります。

大腸がんの転移を防ぐためには

大腸がんの転移を防ぐには、早期の状態でがんを発見し、治療につなげることが重要です。定期的に大腸内視鏡検査を受け、積極的に大腸の健康チェックを行いましょう。

また、大腸がんの手術後に転移を発見するケースもあるため、大腸がんを切除した後も安心してはいけません。転移が起きたときの症状をしっかりと把握して、少しでも転移を疑うような症状が出現したら医療機関を受診することが大切です。

まとめ

大腸がんは、初期の段階では自覚症状がないことが多く、症状が現れたときにはかなり進行していたり他臓器への転移を起こしているケースが多いです。転移は肝臓が最も多く、他に腹膜転移や肺転移を起こす場合もあります。しかし、大腸がんを早期の状態で発見することで転移を防ぐことにつながります。定期的に大腸内視鏡検査を受け、異常の早期発見に努めましょう。

胃や大腸などの消化器に不安を抱えている方は、秋葉原から徒歩1分の立地にある秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックへお越しください。

日本消化器内視鏡学会に所属する経験豊富な内視鏡専門医がすべての診療・検査をするため安心してご相談ください。当院では基本的に静脈麻酔を使用しており、眠った状態で苦痛なく検査を受けることが可能です。

また、当院では内視鏡治療後(ポリープ切除後)の合併症に対して、 関連病院で24時間365日対応してますので、安心して検査を受けていただけます。

さらに、大腸カメラの前処置(腸内をきれいにするために下剤を飲む)の際は半個室のスペースをご用意しており、ご自分のペースでゆったりと下剤を飲むことができます。トイレも個室内に完備しているため、他の人の存在を気にすることなく快適に過ごせます。

なお当院では、外来診療のご予約をWEBで24時間承っております。診療時間内の9~17時にお電話でのご予約も可能です。本記事を読んで、一度大腸内視鏡検査を受けてみたいと思った方は、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックへお気軽にご相談ください。

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