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大腸がんになるとどのくらい体重減少するの?初期症状や原因について解説

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「大腸がんではどれくらいの体重が減るの?」
「大腸がんで体重減少する原因はなに?」
「大腸がんに罹るとどんな症状があるの?」

食事制限をしていないのにも関わらず、体重が減っている場合には、体の不調やがんがないか不安になっているでしょう。

実際に、食事や運動以外での体重減少が現れている場合には、大腸がんの可能性が高いです。この記事では、大腸がんに罹った際の体重の減り具合や、原因について解説していきます。食事制限もせず体重が減少している方は、参考にしていただき、一度医療機関を受診してみてください。

なお、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、静脈麻酔による大腸内視鏡検査を行っております。麻酔により眠った状態で検査を受けられるので、短時間で精密な検査が可能です。グループで年間1万件以上の内視鏡検査実績がある内視鏡専門医が、検査から手術とすべての大腸内視鏡検査を担当します。

当クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分のアクセスしやすい場所に立地しています。平日時間がとれない方のために土曜日・日曜日も受け付けています。

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大腸がんとは?

大腸がんは、日本で1番罹患率の高いがんです。40代以降に発症率が高くなる傾向があり、男性ではおよそ11人に1人、女性ではおよそ13人に1人が、大腸がんを発症します。がんが発症する部位は盲腸から直腸まであります。

  • 盲腸
  • 上行結腸
  • 横行結腸
  • 下行結腸
  • S状結腸
  • 直腸S状部
  • 上部直腸
  • 下部直腸

大腸がんの7割は、S状結腸や直腸部位に発症しています。部位については、肛門に近くなるほど発症率が高くなります。

大腸がんは、2cm以上のポリープになるとがん化する可能性が高まります。2cm以上になると60%以上ががんになるという報告もあります。したがって、初期段階のポリープを除去できれば大腸がんを防げるでしょう。

また、40代以降は、定期的な内視鏡検査が、がん予防につながります。これまで大腸がんの検査を受けていない方で、血便や体重減少がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

大腸がんの初期症状

大腸がんの初期に自覚症状はほとんどありませんが、注意すべき点が5つあります。

これから紹介する症状がある場合、大腸がんの疑いがあるため、医療機関で受診するようにしましょう。

血便

大腸がんに罹ると、血便の症状が継続的に起こりやすくなります。

なぜなら、大腸がんは体内の栄養を補って、がんを大きくする性質があるからです。がんを大きくする過程においては、血管を新しく作る働きがあります。

しかし、新しく作られた血管は脆く、便が通過するときに血管が傷つけられます。血管が傷つき出血するため、出血が一つの指標となります。

一時的な血便は、痔の場合もありますが、血便が続くようなら医療機関で検査しましょう。

腹部症状

お腹の張りや痛みといった腹部に症状が現れている場合にも、大腸がんの疑いがあります。

腹部症状が起こる原因としては、腸が塞がったり、便の通り道を狭くしたりしている場合があるためです。便が排出しにくい腸環境になると、お腹が張ったり、痛みが発症する場合があります。

お腹の張りや痛みが繰り返すようなら、検査するようにしましょう。

便通異常

大腸がんに罹ると、便の硬さが安定しません。便通異常が起こり、急な便秘や下痢、便が細くなることがあります。

大腸は、胃で消化されなかった、食べカスの水分を吸収する働きがあります。しかし、大腸がんが発症すれば、水分の調整ができなくなる可能性があります。腸に異常が起これば、腸内のバランスが崩れ便秘になったり、下痢になったりします。

便通異常は大腸がんのほかにも、過敏性腸症候群でも起こりえます。便が継続的に安定しないようであれば、内視鏡検査を受けましょう。

貧血

貧血を起こす原因は、腫瘍の出血が原因で、鉄分が不足することが考えられます。

大腸がんによってつくられた血管は、脆く出血しやすい状態です。血液は鉄とタンパク質が結合してできた物質です。出血が続けば、体内に栄養が届けられなくなり、立ちくらみやふらつき、めまいなどの症状が発症しやすくなります。

継続的に貧血を起こしている方は、医療機関を受診しましょう。

腰痛

大腸がんは、背中に転移する可能性もある疾患です。転移したがんは、背骨に広がり腰痛の原因になります。

転移しやすい大腸がんの部位としては、結腸に発症するがんが挙げられます。40代以上の方や、以前にもがんに罹っていた方に転移する可能性が高い傾向がみられます。

腰痛の初期症状は、一時的な痛みを伴いますが、落ち着くこともあったり、激痛を伴ったりするでしょう。

背骨に転移したがんは骨を脆くし、骨折しやすくします。普段の生活で、急に骨折する可能性も考えられるでしょう。

転移する確率は、8.6%〜10.7%と報告されています。確率的に、転移する可能性は低い数字ですが、背中に痛みを伴うようであれば、大腸がんがすでに深刻な可能性があります。

大腸がんを患った際に、腰痛も発症するようであれば、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

» 腰痛の原因は大腸がんかも?原因や症状について専門医が解説

体重減少は大腸がんの症状?

食事制限や、ダイエットのため運動をしていないにも関わらず、体重が5kg以上減少しているようなら、大腸がんの可能性も考慮に入れる必要があります。がん細胞が身体の栄養を奪っていることが原因となっているからです。

大腸がんが進行している可能性もありますので、早めに内視鏡検査をしましょう。

大腸がんの原因

大腸がんになる原因は、いくつか挙げられます。

一つには、食の欧米化が挙げられるでしょう。肉やアルコール、ソフトドリンクを多く摂取する食事は、がんの羅患率を高めます。

実際に、欧米諸国では大腸がんによる死亡原因が第2位となっています。米国では、毎年14万人に大腸がんが発生しているといわれています。

日本においても、2020年データにおける大腸がん死亡率は、男性で第3位です。女性においては第1位となっています。

大腸がんは、食習慣のほかにも考えられる原因が5つ考えられます。それぞれの原因について詳しく解説していきます。

遺伝

7割程度の大腸がんは遺伝しませんが、稀に若い年齢からがんを発症する場合があります。遺伝による大腸がんには以下の特徴があります。

  • 40歳までに発症しやすい
  • 大腸がんが再発しやすい
  • 複数の大腸がんができやすい

発症確率としては、約8,000人〜14,000人に1人の頻度で発生するといわれています。

発症しても無症状が大半ですが、下血が起こる場合もあります。下血では黒っぽい便が排出されるでしょう。

家系で大腸がんに罹った方がいる場合、定期的な検査が重要です。

加齢

大腸がんは、50代から発症率が高くなる疾患です。60代ではさらに発症率が高くなります50代までの生活習慣や、運動不足、飲酒・喫煙によってリスクが高まります。一度も内視鏡検査を受けていない場合、早めの受診が重要です。

50代以降では、定期的な便潜血検査や内視鏡検査が早期発見につながります。

アルコール

1日に、缶ビール350ml相当のアルコールを摂取するごとに、大腸がんに罹るリスクは10%上昇すると報告されています。

男性の大腸がんに罹る4分の1は、1日に大瓶ビール1本相当を摂取していることが分かっています。

お酒の種類では以下のとおりです。

  • 日本酒1合
  • 焼酎120ml(25度)
  • ウイスキー60ml
  • ワイン200ml

大腸がんは飲酒によっても、発症リスクが高くなる傾向があります。1日の摂取量を超えない程度に、摂取するよう心がけましょう。

喫煙

喫煙者には大腸がんになる確率が非喫煙所に比べ、1.4倍高い傾向があります。元喫煙者の方でも1.3倍の発症リスクがあると報告されています。

一度も喫煙しなかった場合、約22%は大腸がんを予防できるともいわれています。

大腸がん予防は、禁煙が大事です。特に40歳以降の方は、タバコから縁を切るようにしましょう。

赤身肉・加工肉の摂取

赤身肉や加工肉を毎日摂取すれば、大腸がんに罹るリスクが上昇しやすいです。

赤身肉の摂取量によるリスクは、男性では報告されていません。しかし、肉類を1日100g摂取すれば、大腸がんになるリスクが高くなるという報告があります。

女性では、赤身肉を1日80g摂取すれば、大腸がんになるリスクが高い傾向になると言われています。

赤身肉に含まれるヘム鉄や、肉を調理する際に生成される、ヘテロサイクリックアミンが大腸がんの原因になると報告されています。

ハムやソーセージなどの加工肉では、毎日継続して1日あたり50g摂取するごとに、大腸がんのリスクが18%上昇します。欧米に比べ、日本人は赤身肉や加工肉の摂取が少ないとされていますが、食べ過ぎは大腸がんのリスクを高めます。

40歳以降の方は、大腸がんリスクになる確率が高いので、注意して摂取するようにしましょう。

大腸がんは大腸内視鏡検査で調べましょう

大腸がんの約8割は、ポリープから発症するといわれています。

そのため、定期的な検査でポリープを早期発見できれば、大腸がんは予防できる可能性が高い疾患です。便潜血検査では発見が難しいので、早期発見には大腸内視鏡検査でポリープを発見することが重要です。

大腸がんに罹るリスクが高い50歳以降は、年に1回は検査するようにしましょう。定期的な検査によって、大腸がんの予防につながります。

まとめ

大腸がんに罹ると、血便や腹部異常、便通異常などの症状が発症します。また、食事制限のない体重減少は、大腸がんの可能性が考えられることについても紹介しました。

大腸がんに罹る原因は、加齢や飲酒・喫煙、食の欧米化などが挙げられます。これまでの食生活や、加齢による原因に心当たりがある方は、一度大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、経験豊富な内視鏡検査専門医による検査・治療が可能です。また、鎮痛剤による苦痛の少ない検査にも対応しています。大腸がんに不安のある方や、40歳以降で健康面に気を遣われていない方は、当クリニックへご来院ください。

秋葉原駅から徒歩1分と、アクセスしやすい立地にあります。来院する際は、電話もしくはWEB・LINEでご予約ください。電話予約は9時〜17時、WEBやLINEでは24時間365日対応可能です。

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